貞寿です。
今日は、師匠宅にお稽古に伺っておりました。
本日教えていただいたのは、
師匠が昭和48年にネタおろしした話、だそうで…
え?昭和48年?
私の生まれた年じゃない!
そんな45年物の熟成された話を教わってきました。
流石に、若いころに作った台本、というだけあって、今読むといろいろ気になる点も。
「うん、これ、前半もっと簡潔にしてさ、後半に盛り上がるように作り直していいから。 何しろ若いころに作ったもんだからよ、作り方が荒いんだよ」
稽古が終ったあとも、師匠と台本見ながら、
「このあたり、膨らませたくなりますよね」
「うん、だからさ、このあたりはばっさり切っちゃっていいよ、長くなっちまうからよ」
とか言いながら、講談についてあれこれ話す楽しさったら!
しかも、師匠の台本の手直しについて、私が意見するだなんて!
私も、師匠とこういう話ができるようになったんだなぁ…。
しみじみ…。
今年に入ってからは、月イチくらいでしか師匠とお会いしてなくて、御自宅に伺ったのは実に二ヶ月ぶり。
二つ目までは、しょっちゅう伺っておりましたが、流石に真打になると、足が遠のくもんなんですね。
その、久しぶりに伺いました貞心宅で。
衝撃的な物が飾られてました。
「師匠…もしかして、この写真って…」
「うん、アタシだよ」
「ええええええっ!!」
私が驚愕した写真が、コチラ!!
大友良雄(←うちの師匠の本名)
このとき、18歳!
(タバコ持ってるけど!)
「イケメンじゃないですか!」
「そうだよ」
「足も長いじゃないですか!」
「まあな」
「なんの写真なんですか、これ!」
「昔、モデルやってたときの写真だよ」
「し、師匠、モデルもやっていたんですか!」
「そうだよ、おまえ、知らなかったの?」
ああ。
師匠のことは大抵知っているつもりでしたが。
役者やる前は、モデルやっていたんですって。
知らなかったなぁ。
言われてみれば、師匠だわ。
よくよく見れば、面影あり。
「師匠って…イケメンだったんですねぇ…」
「おい、過去形にするなよ」
正直な弟子でスミマセン。
でも、師匠。
この写真をわざわざ額装して、リビングに飾ってしまう。
そんな師匠が、私は大好きです(笑)
いいものを見せて頂いたので、皆様にもおすそわけ☆
「師匠に顔がそっくり」
と言われるのが、少し嫌じゃなくなる。
そんな衝撃の写真、でした。