今日は北海道よりも寒い東京。
私の心も、冷え冷えする心持。
貴乃花ー!!!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
おはようございます。貞寿です。
今月と来月はやらねばならんことが山盛りでございます。
今日は、明日申し上げる五福屋騒動…これをもう一回練り直し中です。
この「五福屋騒動」という話は、幕末から明治に活躍をされました邑井一先生の残された長編講談の速記から、私が一席ものに編集し直した話です。
だから、現在私以外のやり手はいませんし、また、大分内容にも手をいれているので、邑井一先生の「五福屋騒動」ともまた少し違った肉付けになっています。(骨子は一緒ですけど)
もともとは長編講談ですから、当然そのまんまやるわけにはいかず。
どこを削って、どこを残すか。
何を足して、何を引くか。
もう、これが苦しい、苦しい!
どんなに面白いエピソードであっても、入れたい情報であっても、時間の制限などもあり、私が伝えたい骨子に不要と判断したものは思い切って削除しなければなりません。
また、登場人物も整理して、30分で語れるボリュームにそぎ落とさなければなりません。
そのためには、新たな人物を登場させて、話を回してもらう必要性が出てきたりします。
でも、邑井一先生が残した話の魂は、必ず骨にして作りたい。
骨を残して解体して、あとはどう肉をつけるか。
やりすぎればあらすじになってしまう作業に、どう自分らしさを残すか。
講談師として、話を拵える能力は必須です。
古典の改作にしても、新作にしても、話を作れなければ講談師ではない、と私は思います。
国会図書館にしか蔵書のない速記本を数百ページ読みこなし、解体して、新たに肉付けをする作業。
これは普通に一席教えてもらって覚える…という作業の何十倍もの苦労が伴います。
でも、こうして真剣に話と向き合う作業は、苦しい、反面、とても、楽しい作業でもあります。
講談が大好きな私にとっては、一つの話に胃が痛くなるまで向き合う、ということは、一周回ってものすごく楽しい作業だったりします。←Mか!笑
邑井一先生は、初代真龍斎貞水(二代目貞山)の弟子であった先生。
武家の出であったことから品性あふれる高座で世話物の名人と呼ばれた人物です。
私が今度読ませて頂く「玉菊燈籠」も、邑井一先生の十八番であったといいます。
その邑井一先生の残された話「五福屋騒動」を、また新しい形で残せるように。
明日は、その手始めとして聞いていただけたら幸いです。
☆9月27日(木)
【開演】13:00
【出演】梅湯、一邑、琴桜、仲入り、春陽、貞寿「玉菊灯籠 余談~五福屋騒動~」
【場所】広小路亭
【木戸】2000円、各種割引あり
【問合】03・3272・6888 講談協会
なんか今日は冒頭の一言以外、真面目なブログ(笑)
ごめんなさいね。
御来場お待ちしております!