いい天気ですね。
貞寿です。
昨日は桑名にいっておりました。
タクシーの中で貞水先生と
「焼き蛤、売ってないですね」
「桑名の名物っていうけどな」
と話していたら、タクシーの運転手さんが「なんですか?」と。
キミ!桑名といったら、
「その手は桑名の焼き蛤」
じゃないのか!
もしや、知らんのか!
まじか!(゚Д゚;)
これを読んでいる人もしらないでしょうか。
その昔、東海道の宿場「桑名」では、近くを流れる川で取れる蛤が名物で、徳川家にも献上されていた品なのですよ。
一番有名なのは「東海道中膝栗毛」
弥次さんと喜多さんが、焼き蛤で酒を飲む、あれですな。
超有名じゃん!!
地元の人が知らんのかーい!!
…と、ここまで書いてみて思いましたが、「おそれ入谷の鬼子母神」
とおなじで(おなじじゃないけど)もうみんな知らないのかもね。
…と、いいますか、これを普通に現役で使ってるのは講談師くらいなのかもしれません。
講談師と旅にいくと、楽しいのはね。
たとえば「木津」を通りかかると、
「お?!木津の勘助だね?」
と、地元ゆかりの話が聞けたりすること。
日本全国津々浦々、その土地縁の講談があって、その土地ならではの話が聞けたりするんだよ。
講談師、凄くないですか?!
私はまだまだ未熟者だし、知識不足、勉強不足なんですけど。
いつか。
80才くらいの婆さんになったときに、
「ねえねえ、婆さん、このあたりには何のお話があるの?」
と聞かれたときに、
「そうじゃねえ、このあたりには、昔、朝比奈三郎という人がいてなぁ…」
と、講談を聞かせられる人になりたい。
その土地の由来話。
その土地の名士の話。
実際にあった話を物語る。
これは講談ならでは。
ああ、講談が好きっ!!(≧▽≦)
そんなわけで、明日は仙台にまいります。
やっぱりここは、伊達家の話をすべきかしら?
ちょっと準備しつつ、行ってこようかと思います。
今日もよい一日でありますように。