おはようございます。
貞寿です。

昨日は講演のお仕事の後、急いで下北沢へ。
阿佐ヶ谷スパイダースの「はたらくおとこ」を観てきました。

東京での公演は今日までだから、もう、ネタバレもないとおもいますが。
でも、これから全国を回るようなので内容にはなるべく触れずに書きます。

阿佐ヶ谷スパイダース、という名前は知っていましたが、観たのは初めて。
先輩がシモキタでお芝居観てきた、というので、何を観たのかな~?と何気なく検索していて見つけたのが「はたらくおとこ」でした。

たぶん、先輩が観たのは、これじゃない。
でも、なんだか、ものすごく惹かれる。
どうしよう。
いつまでやってるんだろう。
自分のスケジュールと公演日程を照らし合わせてみると、昨日の夜だけなんとか観に行けることが判明!
「思い立ったが吉日!」
すぐさまチケットをとって、印刷博物館での講演の後、打ち上げのお誘いを丁重にお断りして見に行ってきました。

ええと。
どんなお芝居かというと。

一言で言うと「カオス」です。
混沌。
なにから言えばいいのだろう。
とにかく、役者の力のぶつかり合い、その熱量の高さにまず圧倒されます。
出演者が全員見事。
ちょっとしたやりとりが本当に面白い。
全体としては救いのないような、でも最後だけなんか救われるような、とにかく狂気や負の感情にあふれた内容なのに、随所に挟み込まれた軽妙なやりとりや真面目に扱う滑稽さが、このお芝居全体をエンターテイメントにしてくれる。
なんとうまいことか。
特に、中村まことさん、松村武さんからは目が離せない。
圧倒的な存在感だった。
音楽も映像も素晴らしかった。
でも、
なにより衝撃を受けたのは、脚本と演出だった。
どこをどうしたら、こんなお芝居が出来上がるのだろう。
鈍器で殴られたような衝撃。
見終わった後、ちょっと体調不良になる感じ。

正直に言えば。
好きか、嫌いかで言ったら、両手あげて好きだとは言えない。
私は絶対こんな話書けないし、やりたいとも思わない!
でも、なぜでしょう。
目が離せない。
もう一度、観たくなる。

そんなお芝居、でした。

KAKUTAは、もうとにかく大好き!で。
みんな、見て!見て!いいから!と。
そう素直に言えるけど。
実際、講談のお客様も何人か見に行ってくれたみたいで、
「良かったでしょ?でしょ?」と。
そう素直に言えるけど。

阿佐ヶ谷スパイダースは、言えない。
人によって、好き嫌いがはっきりでる。
でも、強烈だよ。
観て損はないよ。
気になる方、今日が最終日です。
当日券も出るそうです。
今回を逃したら今度いつみれるか分かりません。
本多劇場で14時からです。

役者の熱量がとにかくハンパないです、はい。

体調不良のかたはやめた方がいい、かも(笑)

☆☆☆

その前に。
今日は朝練講談会です。

毎回、大変好評を頂いております、松之丞くんとの二人会。
何度か松君とはご一緒しておりますが、その中でも人気の高い芝居話で競演です。
日本橋亭で9時20分開演。
「はたらくおとこ」を見に行く方も、充分に間に合います。

私は、私の好きな世界観で、私の価値観で物語を紡いで参ります。
じっちゃんの名にかけて!
(なぜ、突然金田一←訂正!

よかったら、お運びください♪

ご来場お待ちしております!

©2024 一龍齋貞寿

赤井情報網

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