おはようございます。
貞寿です。
 
昨日は七人の侍、でした。
ご来場ありがとうございました。
 
4月1日から真打昇進、と言われても、
本牧亭無き今、興行は今月半ば過ぎから。
高座には上がっていても、なんの変わり映えもしないので、
正直、全然昇進した実感ないまま過ごしました。
 
そんな中、迎えた昨日。
七人の侍~一龍齋貞寿真打昇進披露興行~がありました。
 
うまれてはじめての披露興行。
うれてはじめての口上がありました。
 
おお…そうか…真打なんだぁ。
 
やっとちょっとだけ実感しました。
 
しのぶ亭に、
好楽師匠と、うちの師匠が口上に並んでくださって、
司会は圓福兄さん。
 

こんなことって、そうそうないですよね。
嬉しいな、嬉しいな。
 
人数が多いから、と、兄さん達は時間を詰めてやってくださいました。
七人の侍は、みんなの勉強の場としての会なのに。
その、せっかくの勉強の機会を私のせいで一日奪ってしまったのに。
誰ひとり、文句を仰る方はいらっしゃいません。
 
口上の準備も、皆、兄さん達がやってくださいました。
 
帰りには御馳走になってしまったりして。
 
勉強も出来ない。
お金にもならない。
何の得にもならないのに。
ただ、時間と手間かけて、協会も違う講釈の後輩の興行をやってくださる。
一言の文句もなく。
あたりまえのことのようにやってくださる。
 
なんと優しい先輩たちでしょう。
なんとありがたいことでしょう。
 
私は本当に恵まれてます。
 
七人の侍は、
私以外全員、男性で、落語で、真打。
私だけが、女性で、講談で二つ目でした。
 
昨日からやっと、「真打」という格だけ追いつくことができました。
でも、 真打になったと言っても、それは、形だけのことであって。
まだまだ、中身の伴う物ではありません。
 
でも、きっと。
 
いつの日か、
「貞寿を入れてよかったよね」
そう言って頂けるように。
 
そんな思いを込めて、
「澤村淀五郎」を読ませて頂きました。
 
だから、昨日の淀五郎は、ちょっと、特別。

しのぶ亭の前の公園は、満開の桜。
 

演歌歌手のような小助六兄さん。
絵になります。
 
次回は、5月19日です。
これでやっと、全員揃って、真打の勉強会となりました。
よかったら、ぜひ、お運びください。
 
ご来場ありがとうございました!

©2024 一龍齋貞寿

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