スコールのような雨。

その後の蒸し暑さったら。

皆様、雨、大丈夫でしたか?

貞寿です。

 

今日は、本年三度目の田宮稲荷神社に行ってまいりました。

 

一度目は個人的に杵屋松紀三師匠と一緒に。

二度目は一門で。

そして三度目は、散歩の下見。

 

今回の歴史散歩は、10時に四ツ谷駅を出発いたしまして、

首切り浅右衛門の墓のある勝興寺から田宮神社をめぐります。

勝興寺は、首切り朝右衛門のお墓があります。

 

首切り朝右衛門は、江戸時代に御様御用という刀剣の試し斬り役を務めていた山田家の当主が代々名乗った名称です。

もっとも有名なのは七代。

吉田松陰、橋本左内、頼三樹三郎ら、安政の大獄の犠牲者を処刑した人物です。

そして、九代。

この方は、八代目の実弟。

試し斬りの技に長け、大久保利通暗殺犯の島田一郎らや、高橋お伝を処刑したんだそうです。

 

八代の代わりを務めた、などと書かれている書があるところを見ると、八代は試し斬りの役に向かぬ性格だったのかもしれません。

 

その代わりを務めたのが実弟である九代目。

 

それにしても「試し斬りの技に長ける弟」ってすごい。

時代は明治ですよ。

どんな心持で試し斬りの修業したんでしょう。

 

ああ。創作意欲そそられる人物ですよねぇ…。

 

考えることは皆一緒で、映画や舞台、小説などにも取り上げられているそう。

よって、ご存じの方も多いかと存じますが。

いつか…この人をモデルに話を拵えてみたいものです。

 

たとえば、高橋お伝と絡めて作ったら、どうでしょうね。

斬首を前に、お伝が自分の人生を朝右衛門に話しだす形でお伝の物語を一本。

お伝は、お芝居では「毒婦」として名高い人ですけど、決して酷い女じゃありません。

博打打ちのろくでなしの借金の為に身を売ったにも関わらず、しらばっくれて金を支払ってもらえなかったことから、殺人を犯し、斬首となった女性です。

文献によると、お伝は首を斬られる際に嫌だと喚き散らし、朝右衛門は三度も首を切りそこなったという。

でも、試し斬りの技に長けた九代目が、そんなに斬りそこなうもんですかね。

お伝を斬首する際に、迷いが生じた…としたら。

続きは…たとえば一方、視点を変えて、兄の代わりとして九代目首切り朝右衛門を襲名した弟が、情けを捨て、役目に従事ていたときに、お伝の独白を聞いて、心が揺らぎ、三度までも斬り損ねた。

以来、朝右衛門は首を斬ることが出来なくなった。

 

講談だと、このくらいわかりやすい方が、話にしやすいんですよね。

 

最後の斬首刑となったお伝と、その首を斬る朝右衛門。

 

うん、やっぱり講談にしたら面白そう。

たしか、高橋お伝は講談であった気がする。

探してみようかな。

 

やりたい話、つくってみたい話が多すぎるんですよ、私は。

もう、絞っていかないといけないのに、増えるばかりです。

 

 

こちらを経由いたしまして、

 

田宮稲荷神社へ

 

今年三度目よ、田宮稲荷。

ちゃんと話通してきたので、井戸もみせてくれるそうです。わーい!

あと、いつも私は行きませんけど、今回は、お向いさんもご案内します。

なぜ、私はお向かいにいかないか。
これはかなりデリケートな話だったりします。

詳細は当日、ね。

 

貞寿と行く歴史散歩IN四ツ谷。

只今60名弱くらいお申込みがあるそうです。

うわ!すごいなー!

 

まだ、申し込み、可能ですよ。

 

7月27日 歴史と文化の散歩ラリー

https://www.ntgp.co.jp/engei/special/sanpo.html

 

その後は…

 

☆7月27日(木)
日本橋お江戸寄席
【開演】13:30
【出演】桃太郎、日本橋栄華、談之助、貞寿、羽光、全太郎
【場所】三越前・お江戸日本橋亭
【木戸】前売1500円、当日2000円
【問合】03-3245-1278

 

当然、四谷怪談、読みます。はい。

 

よかったら、ご参加ください。

お待ちしてます♪

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