弁慶の泣き所って、誰がぶつけても痛いですよね。
貞寿です。
只今、「五福屋騒動」絶賛稽古中。
人それぞれ、やりかたがあると思うのですが、私は基本的にカフェで稽古します。
本当は自宅でゆっくり稽古出来れば、それが一番良いのですが、家では稽古できない訳があるのです。
☆☆☆
昨日。
一週間ぶりにホットヨガに行って、稽古をしてから帰ろうとカフェに立ち寄りました。
しかし、運悪くエアコンが直撃する席しか空いていなくて、ホットヨガで汗をかいた後だったので、下手に冷やすのは身体に悪い、と早々に帰宅しました。
「夕飯食べたら、さっさと稽古しなくっちゃ…」
帰宅後、ブリのアラが安かったので、台本片手に圧力鍋でブリ大根を作っていると、いそいそと母がやってきて。
母「あら、広子ちゃん(←貞寿本名)、今日は家にいるの?ママね、広子ちゃんと一緒に食べようと思って、お肉買ってあるの!お肉食べましょう!」
私「いや、あの、私いま、ブリ大根煮ているところなんですけど…」
母「ええ?!お肉食べないの?!ママ、広子ちゃんと一緒に食べようと思って楽しみにしていたのに…(涙目)」
私「あ、わかりました、お肉、食べます。はい。」
母「よかった♪じゃ、いま、お肉焼くわね♪」
もう、殆ど、脅迫です。
この状況で「食べない」なんて言えないわよね。
ルンルンとお肉を焼くと、
母「さあ、広子ちゃん、食べて!あらやだ、野菜から食べないで、お肉から食べて!ね?…美味しい?」
私「…うん」
母「そうでしょう!これね、すみちゃんの所に行った時にね、お肉御馳走になったんだけど…○×△!!…でね、美味しかったから広子ちゃんにも食べさせたいと思っていたの!ね?…美味しい?」
私「…うん」
母「味付けはね、ニンニクとショウガを多めにいれてね…○×△!!ね?…美味しい?」
私「…うん」
母「もう!うん、じゃなくて、ちゃんと、美味しいって言って!」
私「…美味しい。」
母「そう!良かったわ~♪」
もう、殆ど、脅迫です。
この状況で「まあ普通」なんて言えないわよね。
良く、男性が
「いやあ、彼女が飯作ってくれるのは有難いんだけどさ、一口食うごとに“美味しい?”って聞くんだよ。旨いから食ってるんだからさ、黙って食わせろって思うんだよね」
とか言うのを聞くたびに、
「作ってもらったんだから、美味しい、くらい言え!」
と云い放っておりましたが。
うん。なんというか、その気持ちがわかった気がします。
いや、お肉は美味しかったしね。
作ってくれて有難いな、とも思うのよ。
でもね。
私、ブリ大根食べたかったんだよね…。
ま、いいけどさ。
こんな調子で、母は、こちらの状況など一切お構いなしに、自分のしたいことを強引に通してくる天才でして。
私がまた、母の押しに弱く、完全に母のペースに巻き込まれてしまうタイプで。
母にとっては
「家にいる=休み=かまってもらえる」
という方程式なので、
材料を買ってきて
「ハンバーグが食べたいから作って!」
とか、
どこからか頂き物のお酒を出して
「いまから一緒に飲んで!」
とか、言いだすんですね。
「稽古しなきゃいけないからお酒は飲めないよ」
とでも言おうものなら、
「せっかく広子ちゃんと一緒に飲もうと思って、ママ、楽しみにしていたのに…広子ちゃんたら全然家にいないから、ママ、寂しくて、いつだったら一緒に飲めるかなって楽しみにしていたのに…(涙目)」
もう、殆ど、脅迫です。
この状況で「飲まない」なんて言えないわよね。
結果。
家での稽古が難しくなる。
(ちょいちょい、母の邪魔が入る)
というわけで、カフェで稽古するようになったんですね。
可愛いっちゃ、可愛いんですけど。
母よ、貴方は私の彼女か?
そんなわけで、結局昨日は母の攻撃に巻き込まれ、稽古する気が消失…。
今日は、なにがなんでもやらなければっ!!
母の攻撃を避けるため、早々に家をでて、スタバに陣取りこれから稽古。
「五福屋騒動」
なんとか思いださなければっ!!
明日のなでしこで、「五福屋騒動」ネタだししてます。
☆7月17日(水)
なでしこくらぶ
【開演】13:00
【出演】こなぎ、すず、貞寿、一凛、すみれ、他
【場所】両国・お江戸両国亭
【木戸】1500円、他
【問合】0489-89-4769
ああ。
機能性食品よ。
我に記憶力を授けたまえ。
皆様のご来場おまちしております。