おはようございます。
貞寿です。
自粛生活をはじめてどのくらいになるでしょうか。
こういう生活に慣れていないものだから、どうしてもダラダラ過ごしがちになりませんか。
朝早く起きなくていい。
外に行かないから、着替えなくてもいい。
なんなら誰にも会わないから、顔洗わなくても大丈夫…って、それは流石にあれですけど。
気がつくと、一日中、ジャージで過ごしちゃったり。
だって、家から出ないんだもん。
ジャージ、楽でいいわ。
そのまま、寝ちゃってもいいし。
洗濯ものも少なくていいし。
誰にも会わないんだから、これで十分。
うん、私もそう思う。
でも、ふと気がつきました。
CAさんは、あの制服を着るからビシッとできる、のだそう。
リモートワークの会社員さんも、ちゃんと着替えて仕事している、のだそう。
なぜか。
着るものが変わると、意識が変わるから。
ずーっとジャージを着ていると、ずーっとジャージを着ている人になっちゃう。
(いや、そのまんまですけど)
スポーツ選手なら勿論OKでしょうが、普通のおばちゃんが、髪の毛ボサボサのまま一日中ジャージ着てる。
それって、どうよ?
かといって、家で、お化粧して、ヒラヒラ春物のワンピース着るっていうのも柄じゃない。
(いや、したっていいんでしょうけど)
そこで。
家でも着物で過ごすことにしました。
そもそも、私、家で家事に集中したい時には、あえて着物を着る習慣がありまして。
そうすると、かつての稼働していた前座スイッチが再び点灯しまして、ダラダラしなくなるんですね。
もっとも、着物着て、ゴロゴロ横になることは(多分)出来ないから、ちゃんとせざるを得ないんでしょうけど。
仕組みはどうでもいいんです、ちゃんと出来れば。
朝、起きて。
コーヒー飲みながら、検温して、自分の身体をチェック。
朝ごはん食べて、ストレッチして、ジョギングか散歩。
帰ったら、洗濯機を回しながらシャワーを浴びて、着物に着替える。
お昼ごはんを食べたら、あとは自由な時間です。
ただし、なるべく、講談師として過ごすように。
本を読んでもいいし、台本の整理してもいい。
次にやりたい講談の文字おこしをしたり、
頂いたまま聞いてなかった音源をかけてみてもいい。
思い立てば、声を出して稽古することも。
とにかく、やることを決めて、それをちゃんとやる。
自由な時間を、一日数時間でも、講談師としての自覚を持ちながら、過ごす。
意識的に、こういう時間をつくることが、私には必要だと思いました。
そうじゃないと、
一日中、観てもいないTVをぼんやり眺めて過ごしちゃう。
一日中、携帯いじって終わってしまう。
もう、元の講談師には戻れないような気がしてしまう。
ニュースも確かに気になるけど、一日中見ていると、どんどん気が滅入ってしまいます。
意識的に、情報から離れることも必要だと思い直しました。
夕方から、少し丁寧に夕ごはんの準備をして、家族と食事。
夜は、のんびり過ごす。
そして、なるべく早めに、就寝。←実はこれが一番難しい(笑)
まるで、隠居生活?(笑)
いやいや、蟄居生活体験学習中!
私は怠惰に流れやすい人間なので、それを少しでも食い止めるために。
高座に上がる予定もないのに、まるで講談師コスプレのようですが(笑)
自堕落な自分にストップをかけるために。
自宅で、着物。
今のところ、なかなか、有効です。(^-^)