今日から7月!
貞寿です。
本日開催されます
Wonder Woman’s Works「落語の仮面」1
ご予約で完売となりました。
当日券はありません。
何卒ご了承くださいませ。
☆☆☆
講談には多種多様な話があります。
軍記、武芸物、お家騒動、金襖…
様々あります中に、
侠客、というジャンルがあります。
皆様ご存知「清水の次郎長伝」に代表される、博打うちの話です。
講談の代表的な話の一つですが、実は、一龍斎はあまりやりません。
というのも、五代目貞丈先生が、
「一龍斎のお家芸は義士伝を始めとする侍の話だ。口調が荒れるといけないから、芸がちゃんとするまでは、侠客はやらないように」
とおっしゃっていたそうで。
そのため、私も師匠から
「侠客は真打になるまでやっちゃダメ」
と言われておりました。
で、晴れて三年前に真打に昇進いたしまして。
「やった!これで侠客も出来るぞ!」
待ちに待った侠客伝の解禁!
期待に胸踊らせ、意気揚々と最初にやらせていただきました侠客伝!
それが!
「任侠流山動物園」
これでいいのか?一龍斎。
五代目の教えはそういうことなのか?
と思われる方もお出ででしょうが、
実はこれ、立派な侠客伝なのです。
しかし。
牛とか、豚とか、チャボとかが出てくるので、
家で稽古できなくて、
外でも稽古できなくて、
ああ、ちゃんと出来るだろうか…💦
しかし、今日やらなきゃいけない。
稽古もやるしかないので。
ラージサイズの珈琲片手に、
周りの白い目に耐えながら、直前稽古。
ああ、私は頭のおかしい人じゃないんだよー
ただの講談師なんだよー
と、心の内。
頑張りまーす。
本日ご予約されたお客様、
どうぞ生暖かい目でみてやってね。ね。