貞寿です。
昨日は、
貞寿独演会~寿会~
ご来場くださいました皆様
ありがとうございました~!
おかげ様で、無事終了いたしました。
当日の流れは以下の通り。
一、前講 前座
一、赤穂義士伝~長講~
殿中刃傷から討ち入り後までを、約1時間弱の長講にまとめました。
「殿中刃傷」から、女性が深くかかわる話「岡野金右衛門」「南部坂」を編集しなおし、一席の長講として再構成してみました。
講談初心者の方には、事の発端から仇討までをコンパクトに知ることができて、
講談マニアの方には、おお、ここでこのエピソードを挿入するか!みたいな楽しみ方ができるような、そんな流れになっていたのではないかと思います。
これは、本伝、銘々伝、外伝…と、膨大なエピソードが残されている赤穂義士伝だからこそできることのように思います。
複数の話を組み合わせることによって、いろんな角度から描くことができる。
なんと豊かな物語でしょう!
ああ、私は赤穂義士伝が好きだ!
・・・という、私の赤穂義士伝愛がギュッと詰まった長講、でした(笑)
仲入り
一、四谷怪談~お岩誕生~ 鳴り物入り
後席は、ガラッと趣を変えまして、怪談。
前席は「ガッツリ本寸法の講談」にしたので、雰囲気を変えて、ユウタなどは出しませんが、照明、演出を入れた形での一席にしました。
何度もやっている話ではあるのですが、昨日やってみたら、またちょっと変わったかもしれません。
今月ネタおろししたばかり、お富与三郎「なぶり斬り」の影響が、ここに出てます、多分。「貞寿史上、一番怖かった怪談」といわれました(笑)
公演時間、1時間40分。
このくらいの尺はほかでもやっていましたが、
密度が濃すぎて倒れるかと思いました…。
楽しんでいただけたかな。
少なくとも、私はものすごく楽しかったっ!!
ただ、今回の公演は、準備も実施も、いつも以上に大変でした💦
当公演は、新型コロナウィルス感染予防対策をする、と決めていたので、
集客は定員の半数まで、消毒、検温、連絡先の確認、密を避けるための対策…など、いつも以上に打ち合わせましたし、裏方の人員も増やしました。
実際のところは、お客様のご協力にゆだねるところもあり、どこまでできていたかはわかりませんが、出来る限りの対策はとらせていただいたつもりです。
簡単な話、収入は半減、費用と手間は通常の1.5倍くらいかかるわけで。
一言で言って、大変でした。(^。^;)💦
でもね、やってよかったです。
通常、私たちは、主催者が別にいて、既定の日時に決められた場所に行き、高座を務める、というのが仕事です。
会場を抑え、宣伝活動をし、集客を集い、出演者への連絡、当日受付、ご案内、高座の準備、楽屋のケータリング、経費精算、その他雑多な事務処理など…は、主催者の仕事となります。
通常でも、気を配らなきゃいけないこと、やらなきゃいけないことが多い中で、今、どれだけ主催者の負担が増えているか。
自主公演を行うことで、それを肌で知ることができました。
収入は減り、経費はかさみ、手間も増える、この時期に。
それでも、出来る限りの対策をして演芸会を開催しよう!としてくださる。
そんな主催者側のことを知ることができたのは、とてもよかったな、と。
ちなみに昨日の会。
準備は大変でしたが、開催当日は、優秀な裏方の皆様が私以上の気配りを見せ、私は高座に集中することができました。(≧∀≦)
ご来場の皆様、
裏方で助けてくださった皆様、
誠にありがとうございましたっ!!ヽ(^o^)丿
☆☆☆
さて、明日は。
道楽亭で正太郎くんと二人会があります。
☆10月25日(日)
一龍斎貞寿・春風亭正太郎二人会
【開演】14:00
【出演】貞寿、正太郎
【場所】道楽亭
【木戸】2500円
【問合】03-6457-8366
道楽亭さんもも主催者様には変わりないのですが、
とにかく、しくじることが多い主催者でして。(笑)
正太郎君が会の最中に中抜けいたします。
(末広亭なので、戻ってくるけど)
何卒ご了承くださいませ。
皆様のご来場お待ちしております。