昨日は
「貞寿、屏風にまみえず~VOL3~」
 
いやー、ホントに満員御礼!
ご来場くださいました皆様、ありがとうございました!
 
この日は「清水次郎長まつり」。
私が、愛山先生に教わって、初めての次郎長伝を読む。
そして、ゲストの愛山先生も次郎長伝を読んでくださる、という。
そんなテーマで企画してみました。
 
ええと。
 
愛山先生に「次郎長伝を教えてください」とお願いした時に、次郎長の中のなにを習うか、というのは先生が決めてくださいました。
私から「これを教えてください」と申し上げたのではなく。
先生が「これを教えるから」とおっしゃってくださった。
 
正直にいえば。
 
今回やった「心中奈良屋」は、今の私でも出来る話だと思います。
完全に、世話物の作りだしね。
まだ慣れてないけど、なじめばきっと、昔からやっていたかのようにやれる話だろうと思います。
逆にいえば、「貞寿でもこれなら出来るだろう」と先生が思って、選んでくださったんだと思います。
ありがたいですよね。
私にあっていそうな話を、わざわざ選んでくださったわけですから。
 
でも。
 
やはり、私は、野望があって。
 
いつか。
 
荒神山が読めるようになりたい。
 
昨日、先生が読んでくださった「飯田の焼き討ち」は荒神山の発端の部分。
これから吉良の仁吉とかが出てきて、侠客伝の中でも一番の大喧嘩となるわけですよ。
ああ、もう、わくわくが止まらない、止まらない。
先生の昨日の話もすごくよくて。
やっぱり、やってみたい。
そう思わずにはいられません。
うちの師匠は、あまりいい顔しないでしょうが。
でも、やってみたい気持ちは、もう、いわば恋と一緒だから。
親が反対したって、好きなものは好きなのよ。
 
今回やった「心中奈良屋」は、まだ次郎長が堅気なんです。
博打打ちじゃあ、ない。
私なりに、若い日の次郎長、というのを描いてみましたが、はたしてこれが後に大親分となる次郎長につながっていく人物として描けたのかは、はなはだ疑問です。
 
でも、確実に「次郎長」への第一歩、であったと。
そう思っています。
 
二ッ目の間に、その一歩が踏み出せた。
今回は、それでよし。
 
まってろよ、荒神山!
 
 
もう一席の「次郎長と伯山」は、いわば、私が得意としている所の話なんだと思います。
自分では、どんな話が得意なのか、よくわからなかったりするのですが。
でも、師匠から習う話は、すーっと自分の中に入ってくる。
師匠の得意な話は、私が一番身近で、一番聞いていた話でもあるから。
私の中の「小貞心」が、世話物を得意にしてくれたのだろうと思います。
 
次回の「貞寿、屏風にまみえず」は、来年2月19日。
最終回のゲストは、師匠です。
 
次回は、師匠が一番大事にしている話に挑戦します。
 
今回の「次郎長と伯山」も、師匠の他には私しかやれない話ですが、
次に習う話も、私しかやれない話、だと思います。
 
それだけに、簡単にはあげてもらえない可能性も大、ですが。
 
私の中に「小貞心」がいる。
だから、きっと、大丈夫。

頑張ります。
 
「貞寿、屏風にまみえず。~最終回」

2017年2月19日(日)
開演 18:30
木戸 前売2000円/当日2500円
場所 らくごカフェ
住所 千代田区神田神保町2-3 神田古書センター5階
電話 03-6268-9818
Eメール rakugocafe@hotmail.co.jp
 
先の話ですけど。
早めにご案内、させていただきますね。
 
まずはとにかく、昨日の御礼。
 
ご来場くださいました皆様、ありがとうございました!
沢山のお客様にお運び頂けました事、本当に嬉しかったです。
次回も、頑張ります。
最終回、です。
何卒、宜しくお願い致します!

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