こんばんは。

貞寿です。

昨日は、朝橘くんとの二人会、でした!

ご来場くださいましたお客様ありがとうございました!

この日は、朝橘くんが僭越ですが私がつけました「長短槍試合」をやってくれる日。

どんな風にやってくれるのかな?ととても楽しみでした。

結論から言うと。

ホントによくやってくれました。

(なんか上から目線っぽいコメントで申し訳ありません)

ちゃんと落語の地話としてやってくれていて、かつ、講談への敬意が感じられる一席。

聞いてて嬉しくなっちゃいました。

正直に言うと、

一部の噺家さんの中には、ちょっと人と違うネタやりたいから、という理由で安易に釈ネタをやりたがる方がいらっしゃるように思います。

私のところにも「なんか釈ネタ教えてよー」みたいな感じでおっしゃる方もおいでになります。

でも、私は、生意気なようですが、そういう方にはお教えしません。

だって、イヤだもん。

私が大好きな講談、敬愛してやまない講談を軽く扱ってほしくない。

その話の背景や経緯もちゃんと理解した上でやってほしい。

これは、噺家さんだけでなく、うちの後輩にも言えることだけど、安易に「稽古してください」と言い過ぎ。

本当に敬意を持っていたら、そう簡単に「稽古してください」と言えない、はず。

そういう人に限って話の扱いが雑だったりして、そういうことに割とうるさい私は何度後輩に小言を言ったかしれません。←嫌われる先輩よね(笑)

昨日聞いた朝橘くんの「長短槍試合」はね、講談ファンの方にも聞いて貰いたい、と思いました。

まったく、いやな感じしません。

好感しかない。

結構うるさい私がいうのだから、確かです。

ちゃんと話と向き合い、悩み、苦労にしてあの形になったとおもいます。

ほとんど、私の長短槍試合のままなんだけど、でも、ちゃんと落語。

講談に敬意を感じる一席でした。

あとで本人とも色々話したのだけど、朝橘くんが悩んだ箇所、そして削りたくないとこだわった場所が、講談の肝になる部分だったりして、もしかしたら朝橘くんは講談の方が向いてるのではないか?とすら思いました(笑)

でも、噺家である彼が、ちゃんと講談の美点を理解してやってくれたことが嬉しかったです。

ああ、私もちゃんとやらなきゃ。

講談師だもん。

私がちゃんと講談やらなくてどうする。

私もがんばろう。

そう思いたくなる一席でした。

朝橘くん、ありがとう。

©2024 一龍齋貞寿

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