貞寿です。
今日は広小路亭講談会。
早めに楽屋入りしたので、ふらりと上野恩師公園に行ってみました。

ちょっと曇り空で写真が生えませんが。
入り口のしだれ桜は、もうすでに盛りを過ぎた満開。
園内の桜は、ちょうど見頃。
大勢さまが、桜の下で花見を楽しんでいらっしゃいました。

ふと思い立って、清水堂へ

上野清水堂の脇の大般若桜。
「井の端の桜危なし酒のえい」
講談「秋色桜」でおなじみですね。
桜は、まだまだこれから。
園内の中でも、遅咲きの桜は、蕾をつけたままの木も沢山ありました。
早咲きの桜は、パッと注目を集めやすい。
話題にもなり、大勢の人の目を引く。
人々は、まだ見頃までは何日もかかるであろう一分咲き、二分咲きの桜でも、
「開花したから」
といって集まり出す。
そうして、ようやく満開になったときには、もう桜に飽きていたりする。
遅咲きの桜は、早咲きの桜が注目を集めている間に、人知れず、そっと咲く。
人の心が桜から離れても、
集まる人が少なくなっても、
マイペースに咲く。
そのぶん、長く、長く楽しめる。
咲ける桜は、まだいい。
一般にソメイヨシノの寿命は五十年、なんだそうですね。
それ以降も花を咲かせるには、
とってもいい環境にいる場合を除き、
丁寧に丁寧にメンテナンスしたり、
病気にならない強さを持ったり、
枝を伸ばし、葉を広げ、沢山陽を浴びるようにしなきゃならない。
なんだか、芸人みたいですね。
今日は、
この桜を思い浮かべながら、
祐天吉松を読もうかな。
広小路亭でお待ちしております。m(_ _)m

©2024 一龍齋貞寿

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