おはようございます。

貞寿です。

昨日は、

なでしこくらぶ

貞寿・蘭二人会

ご来場くださいました皆様ありがとうございました。

あおい姉、織音姉、一邑姉、琴柑さん、そして、蘭ちゃん。

たった1日で、大勢の女流講談師とご一緒させていただきました。

派が変われば、

講談も変わる。

そのことを改めて思った1日でした。

多分、私は、

昔ながらの形を重視するし、

先生方へのリスペクトが半端なく、

話の流れや系図、

お家芸などにもうるさいタイプ。

蘭ちゃんが開口一番でやった

「二度目の清書」

これは、一龍斎のお家芸かつ最高峰の話のひとつ。

また、後席でやった

「は組小町」

これは、うちの師匠が服部先生のご遺族より頂戴した話で、うちの師匠の十八番。

昔の私なら、たぶん、怒ったでしょうね(笑)

でも、聞かせていただいて。

私と、まったく違う価値観で、

私と、まったく違う演出で、

私と、まったく違う講談だったわけで。

「これは、全く、別物だな」

というのが正直な感想でした。

違うものならば、

こちらの価値観を押しつけるのも違うし。

あれだけ軽い「二度目の清書」なら

開口一番でもいいのかもしれません。

どちらがいいとか、

どちらが正しいとか、

そういうことではなく。

そもそも講談は大衆芸能なので。

お客様には、様々な選択肢のある中で、

お好みの講談を聞いていただければいいわけです。

蘭ちゃんの講談は、非常に現代的。

時代の色がない。

その分、初めて講談を聞く、という人には、聞きやすいのかもしれない。

そういう所に、神田らしさや、一龍斎らしさが出るのだと思います。

それから、

如実に出るのが

その人らしさ。

講談は、本当に個性がでますね。

そういったことを改めて思った日でした。

いやぁ、勉強になるなぁ。

私には蘭ちゃんのような講談は出来ないし、

蘭ちゃんも私のような講談は出来ない。

それで、いいのだ。

そう、天才バカボンのパパのように思いました。

蘭ちゃんとの二人会は、

どうやら第4回目がありそうです。

全く違う芸風の二人です。

よかったら、聞き比べてみてください♪

ご来場くださいました皆様ありがとうございました!

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