おはようございます。
貞寿です。
ここ数日、新しい話の台本つくりを始めたのですが。
時間があると、わきにそれてついつい資料を読みふけってしまい、さっぱり進みません。
その中で、今更ながらに知らなかったことが、実は多数ありました。
ひとつ、白状すると。
義士伝の決まり文句である
「会稽山に越王が恥辱を雪ぐ大石の~」
この言葉の意味は知っていたものの、どんな故事から来ているのか。
実は、私、昨日初めてちゃんと知りました…(マジ)
呉越の戦いから来ているんですねぇ。
私、世界史、選択しなかったからなぁ。
(↑そういう問題ではない)
知らない人のために、ざーっくりものすごく簡単に解説すると。
呉王の軍勢によって会稽山に追い詰められた越王は、呉王に全面降伏。
越王は呉王の奴隷として仕えることで命だけは助かりました。
その後、越王は、呉王に賄賂を贈り、低姿勢を貫き、その甲斐あって越に帰国を許されます。
越に戻ってからも、金銀財宝はもちろん、時には美女を送るなど、とにかく呉王のご機嫌を取る越王。
しかし、この恥辱忘れまいぞと、部屋に苦い肝をつるし、それを毎日なめていたんだそうな。
(↑想像すると怖いよー)
ちなみに、これを、会稽の恥、というそうです。
一方、呉は隣国との戦に勝ち国力を拡大、しかし、度重なる戦でだんだんと疲弊してきます。
その隙を狙って、いままで完全平伏していた越が再び牙をむき、見事呉の都を攻め落としました…というお話。
皆様、ご存じでしたでしょうか?
いや、皆さんは知らなくて全然いいと思うんですけど。
講談師が、しかも一龍齋が、ちゃんと知らなかったのは勉強不足だぁ。
講談師18年やっていながら、面目ない。
次回からこの言葉を言うたびに、越王の22年間の恥辱をちらっと思い浮かべることにします。
そんなこんなで、パソコンに向かっていると。
たびたび、可愛い邪魔が入るので、なかなか進みません。
でも、なんとか今日中に一本書き上げようと思います。
明日は、七人の侍。
明後日は、なでしこくらぶです。
☆11月17日(火)
七人の侍
【開演】14:00
【出演】円福、鳳志、鯉橋、小助六、枝太郎、貞寿
【場所】両国・お江戸両国亭
【木戸】1500円
【問合】090-6115-2380
※会場がしのぶ亭から両国亭に代わっております。
お間違えのないようにお願いいたします。
☆11月18日(水)
なでしこくらぶ
【開演】13:00
【出演】こなぎ、琴鶴、貞寿、あおい、一邑、他
【場所】両国・お江戸両国亭
【木戸】1500円、他
【問合】0489-89-4769
※貞寿、トリです。
何卒よろしくお願いいたします♪
皆様のご来場、おまちしております!