おはようございます。
貞寿です。
昨日は、柳亭こみちさんとの二人会
「龍と柳」でした。
ご来場くださったお客様、ありがとうございました。
この日は「他の芸に挑戦」ということで、
こみっちゃんが「間違いの婚礼」
私が「転宅」に挑む!という企画。
私は、「転宅」を「お富与三郎 玄冶店」の前日譚として構成してみました。
そもそも「お富与三郎」は与三郎を主軸に話が進んでいくので、お富に関する記述はあまり多くありません。
木更津から玄冶店に到るまでの間も、与三郎を中心に話が進んでいくので、お富の様子は描かれていません。
転宅が、お富与三郎の舞台設定と非常に近かったこと、お菊のキャラがお富でも成立する、と確信したことから、「じゃあ、お富が木更津から玄冶店に到るまでのエピソードとして描いたら面白いんじゃないかな」と思って、作ってみました。
いやぁ、言うは易く行うは難し。
サゲは勿論そのままじゃ成立しないのでね。
一言で言って、すっごい大変でした…(笑)
でも、その分、非常に思い入れのある話となりました。
落語のお客様だと、「玄冶店」とセットでやったほうがいいのかな、と思うのですが、
講談のお客様なら、多分、これだけでやれる気がします。
どちらにしても、やる場所を選ぶ話だとは思いますが、折を見てやってみたいな、と思います。
終わってから。
横浜の姉と、人形町 田酔へ。
しっぽり小料理屋で一献。
昨日まで緊急事態宣言中だったので、短い時間でしたが、楽しい時間でした。
後から、いろんな人に、
「喬太郎師匠が落語で貞寿さんがやったようなことやるよね」
「喬太郎師匠っぽかった」
と言われました。
言われて、そうなのかな、と思いましたが、当人はまったく気が付かず。
いつのまにか潜在的に影響を受けているのかもしれません。
こみっちゃんの「間違いの婚礼」も、ものすごく刺激になりました。
特に、婆さんとねねの演出が素晴らしい!!
私は絶対思いつかない!!
とーっても、刺激になりました。
こうやって、ご一緒させていただく仲間に、沢山の刺激をいただけることが本当に幸せです。
私は恵まれているなぁ…。
ありがとうございます。
いつかまた、どこかで「転宅」やります。
よかったら、聞いてね。