本日は、なでしこくらぶ。
沢山のご来場ありがとうございました!
私は、久々の「宇都宮重兵衛」
久々だったんですけど。
正直、大した話じゃないんですけど。
実は、とても楽しく読ませていただいてました。
あえて、ゆるーくやってみたんですけど。
いけそうな気がします。
土曜特選会では、かっちりいけるかと思います。
今日聞いてくださった方も、ぜひ。
またちょっと違う「宇都宮重兵衛」ができると思います!
よろしくお願いいたします!
☆☆☆
終演後は、ひさしぶりに観劇。
KERA CROSS 第四弾『SLAPSTICKS』
実は、初見のケラリーノ・サンドロヴィッチさん作品。
ナイロン100℃も、観たい観たいと思いつつ、人気過ぎてチケット入手が間に合わないことが多くていまだに観たことがない。
なので、今回はお誘いいただいたときに、二つ返事で
「もちろん、行く~ッ❤ヾ(*´∀`*)ノ」
意気揚々といって参りました。
ネタバレしないように気を付けながら書きますが…
お話は、中年となったビリーが、かつて自分がサイレント映画の助監督をしていた
時代の作品、伝説のコメディアンであるアーバックルの映画をリバイバル上映してほしいと頼み込むところから始まります。
正直に言うと、予備知識がない上に、1920年代の話と、ビリーが見ている夢の中の話と、1940年ころの話が、交差しながら、大きな起伏なく、ゆるゆる進む展開に、正直大分ウトウト・・・💦
(すみません…)
周りも、そういう反応が多かったような気がします。
しかも、この仕込みの部分が約80分…長いっ💦
虚ろになりつつ、25分という歌舞伎のような休憩時間を挟み、なんとかリフレッシュして挑んだ第二部は、ガラッと様子が異なりまして、ぐいぐい進む展開に身を任せることができました。
サイレント映画が全盛だった時代。
「身体を張った笑い」は、命がけでした。
劇中、当時のフィルムが随所に流れますが、CGのない時代、車や列車にひかれそうになったり、高い梯子から転げ落ちたり、とにかくどんどんエスカレートしていく。
動きはコメディカルなんだけど、あまりの危険さにドキドキしてしまうくらい。
でも、そのドキドキが大きいほど、笑いも大きかったのだろうと思います。
笑ってもらえるなら、命なんか惜しくない。
そんな価値観が漂う中、事件が起きる…
「身体をはった笑い」って、昔も今も、本当に難しいですよね。
私が知る限りで言えば、幼少期は、ドリフ。
最近では、ダウンタウンの「笑ってはいけない」シリーズとか?
こういう笑いって、必ず、どこかで批判が生まれる。
いまは、
笑ってもらえるなら、命なんか惜しくない。
という人はいないでしょうけど。
笑ってもらえるなら、多少のケガや中傷などはいとわない。
そういう価値観はあるのかな、と思います。
それを思わず笑ってしまう自分もいる。
ドリフも、ダウンタウンも、大好きな自分もいる。
難しいですね。
そして、その事件をきっかけに。
真偽のほどは別として、マスコミが面白おかしく報道することによって、事実上、社会から抹殺される人が出てくる。
これも、いまだに行われていることですね。
サイレント映画から、トーキーに代わる時代のお話。
いろいろと考えさせられる作品。
単純に一言で言えば、面白かったです!
個人的に言えば、先代の一龍齋貞寿は、活動弁士の山野一郎先生。
そういう意味でも、観ておいてよかった!
伝説のコメディアン、アーバックル役の人が、飄々とした感じが実に面白くて、
「誰だろう」
と思って調べてみたら、なんと、はんにゃの金田さんでした!吃驚!
お芝居もうまいんだけど、流石に「笑い」に関しては、一枚も二枚も上手。
たしか、ノンスタイルの石田さんも、つかこうへい作のお芝居などで、目覚ましい活躍をされていると耳にしたことがあるので、ぜひぜひ見てみたい。
落語家でも、いま連ドラ出演中の喬太郎師匠や、鶴瓶師匠、談春師匠、昇太師匠など、俳優としても一流の方がいらっしゃいますが。
お笑いの方も、身体的に「笑い」や「表現」というものに長けている方が多くいらっしゃるのだなぁ!と。
改めて気が付いた、そんなお芝居でした。
また、このお芝居を観ていて、己の身に置き換えて、気が付いたこともあったり。
やっぱり、なんでも勉強だなー
いや、観劇は趣味だけど。
でも、気が付いたことは、講談に生かしていけたらいいな、と思いました。
KERA CROSS 第四弾『SLAPSTICKS』は、明日まで!
シアタークリエにて!
当日券、ありそうです!
いける人、急いでー!