おはようございます。
貞寿です。
今日は、真面目に書きます。
昨日は、師匠の芸歴50周年記念(正式にはコロナで伸びて53周年、ですが)
玉菊灯籠を聴く会
ご来場くださいました皆様ありがとうございました。
乙女文楽とのコラボレーションでの「玉菊灯籠」は、
いまから22年前の公演の再演、でございます。
私が師匠の下を訪ねてましたのが、21年前。
正式に入門したのが、約20年前。
なので、私も前回の公演には間に合っておりません。
師匠は
「もう少し早かったらおまえにも見せてやれたのに」
と何度も何度もこの公演のことを話されておりました。
そして
「いつか、また、再演したい」
そう、口にされておりました。
あれから22年。
コロナ禍での中止を経て、ようやく開催することができました。
弟子として、師匠の集大成ともいうべき公演のお手伝いができて、本当に良かったです。
構成も、演出も、すべて師匠。
チケット管理から、衣装、楽屋の弁当に至るまで、ご自身でなさいました。
もちろん、弟子も手伝ってはおりましたが、やはり、思い入れの多い公演ということで、師匠ご自身でなさりたかったようです。

正直、当日は裏でバタバタしていたので、私自身はまったく舞台を見ておりません。
でも、最後のカーテンコールの時の拍手の大きさ。
そして、師匠の満足気な顔を見て、
「よかった」
そう、思いました。
一つの公演をやるのには、沢山の人のお力を借りなければなりません。
今回の公演では、
乙女文楽 桐竹繭紗也さん、後見 亀井則之さん
琴・二胡 佐藤アキ子先生
その他、演出にアドバイスくださった師匠の盟友二瓶さん、舞台監督さん、
前の日から高座にリノを張り巡らし準備してくださった国立演芸場のスタッフの皆さん…沢山のスタッフ、関係者の皆さま。
大勢で応援に来てくださった、師匠の大学の同級生の皆さまや、
いつもお世話になっている錦城会の皆さま、
そして、北は北海道から南は九州まで、遠くからもお運びくださったお客様。
皆様のお力を頂き、師匠の公演を無事行うことができました。
本当にありがとうございました。
関係者だけ、短時間の打ち上げで。
普段はお酒を召し上がらない師匠が、
シャンパンを飲んでいらっしゃいました。
そのシャンパンが本当に美味しそうで。
「よかった」
そう、思いました。
今から8年ほど前、かな。
「おまえ、玉菊をやってみるかい」
師匠にそう言っていただいたとき、どれだけ嬉しかったことか。
師匠の芸は、ちゃんと、受け継いでいかなきゃ。
そう、改めて思った一夜でした。
まず、無事に公演が終わりましたこと、ご報告申し上げますとともに、
スタッフ、関係者様、
そして何よりお運びくださったお客様に心より御礼申し上げます。
ありがとうございました!