ただいま連日お芝居に出演中@貞寿です。
 
4日から始まりました
東京タンバリン「花に嵐」
連日、大変好評をいただいておりまして、
いよいよ明日が千秋楽となります。
 
場所が東京国立博物館内の普段立ち入れない茶室「九条館」
…ということで、
毎日、上野まで足を運んでいるのですが、
上野は花見客でごった返しているらしいので、
鶯谷からてくてく通っております。
 
鶯谷から東京国立博物館の西門までの間は、
東博と寛永寺の壁に囲まれている路地で、だーれもいません。
 
なので、あまり、桜を見る機会もなく。
 
 
どうやら、九条館の桜だけが今年の春の思い出になりそうです。
 
美しい桜と、
趣のある建物と、
お菓子に群がる女性たち。笑
 

「平和だなぁ…」としみじみ思います。
 
「花に嵐」四日目にして、はじめて、当日お客様にお配りしているパンフレットを読みました。
(いままで読む余裕がまったくありませんでした…💦)
 
パンフレットには、
演出の高井さんと私の出会い、そして、講談について愛のあるお言葉が並んでいました。
 
「こんなにも面白い日本の伝統芸能をもっとたくさんの方に知って欲しいという気持ちがあり、今回の企画に至りました」
 
そう、書かれていました。
 
ご存じの通り、講談は、非常にマイナーな伝統話芸です。
伯山くんのような人気者が出てはきているものの、一般にはやはり「知る人ぞ知る」という伝統話芸です。
 
実は、今回、最初に台本を頂いた時に、正直に言うと、
「なんでこんなに講談のことをしゃべる時間があるんだろう?」
「お芝居見に来た人に、こんなに講談のことを話す必要あるのかしら?」
そう思っていました。
だって、皆さん、講談を見に来たわけじゃない。
お芝居を見に来ているんだもん。
講談の説明なんて、簡単でいいのでは?
…って、そう、思っていたんですね。
 
その意味が、今日になって、やっと、分りました。
 
高井さんは、
「講談を知って欲しい」
と思ってくださっていたのです。
 
ホント、遅すぎますよね。
そのことに、講談師の私が気が付かないって…私はどこまでアホなんでしょう。
 
ならば、私は
「講談って面白そう」
そう思っていただけるように全力で勤めなければなりません。
 
東京タンバリン「花に嵐」
いよいよ明日が千秋楽です。
 
 
チケットは完売しております。
ご予約くださった皆様、本当にありがとうございます。
 
講談って面白そう。
そう思ってもらえるように。
 
あと1日、がんばります。

©2024 一龍齋貞寿

赤井情報網

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