本日、
東京タンバリン「花に嵐」
無事千秋楽を迎えることができました！！
ご来場くださいましてありがとうございました。
はじまると、本当にあっという間で。
本日、千秋楽を迎えることとなりました。
千秋楽には、師匠もご来場。
師匠、ありがとうございました！
今回、はじめてお芝居に参加させていただきまして、沢山のことを学びました。
私がなんとかやれるのは“語り”だけで。
せめて、語りだけはちゃんとやろう！と思いながら、毎日、ドキドキしながら公演に向かっておりました。
俳優さんって、凄いなぁ。
もう、終わってしまったから言うと、実は最後の最後だけ、ちょっと、語りを離れ、「菊子」という、セリフを頂いた役をやらせていただきました。
３つしか、セリフはありません。
でも、難しいのなんの！！！
もう、俳優さんたちにはリスペクトしかありません。
特に女優陣が素晴らしくて。
泣きの名人、衣央里さん。
美月さんとのシーンでは、本当に苦しんでいるんじゃないかしら？と心配になりましたが、安心してください。全部演技です。笑
分かっていてもハラハラしてしまうくらい、ホントに名人芸でした。
でも、本人は、役柄とまったく違う女性なんです。
衣央里さんの、また、違う役柄をみたくてたまりません。、
そして、個人的に押しだった、美月さん。
今回のお芝居では、一番いいポジション、と申しましょうか。
最初に嫌われる、でも、あとから、いい人だとわかる、という、ものすごく難しく、またものすごく、いい役。
個人的に、このお芝居の中で、一番好きな役、でした。
なんと、美月さんは十何年ぶりの芝居？だったとか？
まったく、ブランクを感じさせない。流石ですね。憧れちゃいます。
そして、個人的に一番ツボだった、おはぎさん。
お芝居見てくださった方は分かると思うのですが、おはぎさんの役というのは、いわゆる「お局役」です。
ところが、素のおはぎさんは、優しくて控えめで回りに気を遣う、非常に大和なでしこ（＋天然）という女性なんです。
それが、お芝居の上では、どっからどうみても由美子さんですよ。
稽古を重ねるたびに、どんどん、どんどん、由美子さんになっていく様は本当に素晴らしかった。
ちょいちょいでてくる、天然な感じも本当に可愛らしく。
お芝居では、つい、おはぎさんを目で追ってしまいました。
そして、なんといっても美貴さんです。
圧倒的に美しく、優しく、品よく、しとやかで、でも芯は強くて。
日本の全男子（いや世界かも）が大好きな女性を体現していらっしゃる女性です。
若くてかわいい女性は沢山いますけど、美貴さんの足元にも及びません。
年月を積み重ねた美しさ。
女は全員、美貴さんを見習うべきだと思います。
（すみません、私は無理です）
男性陣も大変に魅力的でしたが…長くなったので割愛します（笑）
そして。
演出の高井さんは、本当に女性を描くのがものすごーくうまい！！！
女性のかわいらしさ、残酷さ、明るさ、嫉妬、そして美しさ。
このそういうのを、日常の中で描かせたら、この方以上の人はいないんじゃないかな、と思うくらい、本当に素晴らしい演出家です。
高井さんがパンフレットに書いてくださった言葉。
「（講談という）こんなにも面白い伝統芸能をもっとたくさんの方に知って欲しいという気持ちがあり、今回の企画に至りました」
その思いに、わたし、少しはお答えすることができたのでしょうか？
不安しかありませんが…💦
でも、少なくとも高井さんは、
「貞寿なら講談の良さを表現してくれるだろう」
と思ってキャスティングしてくださった。（と、思う）
これには、感謝しかございません。
今回のお芝居には、出演者の皆様は勿論、
影だて（お茶をたててくださった）皆様、
お客様のご案内や雑用を買って出てくださった皆様、
制作、そのほか細かいことを一手に引き受けてくださった影の力持ち、Nさま、
そして
ご来場くださいました皆様。
お一人お一人のお力があったればこそ、今回のお芝居が実現したものと存じます。
皆様とご一緒できて。
大変に幸せでした。
本当にありがとうございました。
もしかしたら、ですが。
再来年あたりに、再演？新作？なんてお話もあったり、なかったり…。
もし、その日が実現した暁には、今よりも一回り大きくなって戻ってきたいと思います。
最後に、
私を、東京タンバリシン様とつないでくださった、喬太郎師匠。
本当にありがとうございました。
さて。
明日からは、普通の講談師に戻ります！
ネタおろしの稽古、はじめなくっちゃ。
皆様、誠にありがとうございました！！
