貞寿@ただいま富山、です。
皆様、「ゲンゲ」という魚をご存知でしょうか。
富山湾近郊でしかとることのできない深海魚、なんだそうです。
海老と一緒に取れる深海魚で、一緒にしておくと海老の鮮度が下がることから、
邪魔な魚、として、すぐ捨てられてしまう魚。
それが、ゲンゲです。
大きなおたまじゃくしのように、ぬるぬるとして、決してきれいな魚ではありません。
その上、すぐに痛んでしまって、流通できない。
よって、下の下=ゲンゲと呼ばれていたのだとか。
その、ゲンゲ。
のちに、その成分の大半がコラーゲンであることが判明すると、あっという間に大人気になったんだそう。
味も、実はおいしいらしい。
でも、流通の難しさ、取れるところが限られているところから、
ゲンゲ=幻魚
と呼ばれるようになったとか。
下の下から、幻魚になるとは・・・すごい出世。
春の魚なので、いまは干物があちこちで売られています。
ネットで見ても、一匹100円前後で売られていますが、
さすが、地元。
こちらでは、探せばなんと!!
25匹で1000円。
・・・てことは、
1匹、40円。
安すぎです。
調子にのった私は、25匹、購入。
すぐさま、食べてみました。
これが、ゲンゲ。
焼けば焼くほど、地獄におちたかのような苦悩の顔。
口を開けたまま、目が白く飛び出るのよ。
怖いよー(>_<)
味は…まあ、美味しいです。
つまみにいいかんじ。
でも、とにかく、顔が怖い。
頭から食べられるらしいんだけど、流石に頭だけ残したら…
夢に出そう…(>_<)
今度は、生を試してみたいけど、生も怖いかな。
生はヌルヌルしてるらしいし。
でも、汁物か唐揚げにすると美味しいそうですよ。
コラーゲンもたっぷりだし。
むむ。
目をつむって食べるか。
富山に来たときには、ぜひ、試してみてくださいね。