馬遊師匠が亡くなりました。

享年58歳。

あまりにも早い人生でした。

 

「なぜ、貞寿と馬遊師匠に接点があるの?」

 

と、思われる方もいらっしゃるかもしれません。

実は、コロナ禍前、道楽亭でご一緒させていただいたこともありました。

 

そして、2020年。

道楽亭さんで開催される予定だった馬遊師匠の会に、私がゲストで出演する予定、でした。

 

 

残念ながらこの会は、コロナの影響で中止となり、その後、しばらくお会いすることがありませんでした。

 

今年。

 

風の噂で体調を崩し、入院されたことを知り。

退院後、喬太郎師匠との二人会に出演されると聞いて、8月、らくごカフェに勉強に伺いました。

 

一席目に、ご自身の近況を、時に可笑しく語られて。

終演後は、同じく勉強にいらしてた兄さんたちと池袋までご一緒させていただきました。

 

自宅まで送って帰ってこられた三語楼兄さんが

「貞寿さんとの会のチラシ、部屋に貼ってあったよ」と。

 

それが、私が馬遊師匠とお会いした最後でした。

 

あれほど仲間に慕われ、仲間に心配され、仲間に恵まれた芸人を私は知りません。

みんな

「まったく、しょうがねぇなぁ」

と言いながら、いつもいつも気にかけていました。

みんなが率先して様子を見に行ったり、世話を焼いたり、心配したり…

本当に仲間から愛された方だと思います。

 

今世では飼うことの叶わなかった猫の“ビジン”

思う存分、飼っていただきたいと思います。

 

師匠、お疲れさまでした。

 

合掌

©2025 一龍齋貞寿

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